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鉄欠乏性貧血【イシャチョク】

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最終更新日:2021年10月2日

てつけつぼうせいひんけつ鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血

まとめ

血液は赤血球・白血球・血小板・血漿で構成されるが、赤血球の成分のヘモグロビンを作るための鉄分不足により起こる貧血を鉄欠乏性貧血という。ヘモグロビンは酸素を運ぶ役割がある。血液の酸素運搬能力は、血液中のヘモグロビン量と比例するため、鉄欠乏性貧血は、体の重要なサインである。過剰な出血や偏食による鉄の摂取量不足、薬の影響による鉄吸収の阻害、成長や妊娠に伴う鉄の必要量の増加に摂取量が追い付かないことなどが原因とされる。中年女性では子宮筋腫による病的貧血が多く、注意が必要である。

この病気の原因

鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分不足により発症する。体に貯蔵された鉄が失われ、血液中の鉄が不足する。鉄分不足の原因は、食事からの鉄の摂取不足、妊娠や出産、授乳期、思春期など、必要な鉄分量が増加する時期の不足によるものがある。そのほか、食事の栄養バランスの偏りも原因となる。造血に必要な栄養素であるたんぱく質や鉄、ビタミンB6、ビタミンB12、鉄の吸収を良くするビタミンCの不足が原因で発症することも多い。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、痔などによる出血、月経過多など、大出血や慢性的な出血過多を原因として起こることもある。

主な症状

鉄欠乏性貧血は、めまい、体がふらつくなどの症状が想像されやすいが、これらは低血圧が原因の症状であることが多い。実際は、体を動かす際の息切れや動悸、頭痛、めまい、立ちくらみ、疲れやすいなどの症状がある。鉄分が不足すると、爪が割れやすい、唇の端や舌の炎症、氷などを無性に欲する、抜け毛、肌荒れなどの症状が起こることもある。明確な理由がなく、いらつきや倦怠感を感じるときは、鉄欠乏性貧血の可能性がある。

検査/診断の方法

血液検査にて血液中の赤血球や鉄分量を調べて診断する。血液検査では血液中に貯蔵された鉄分量の指標となる血清フェリチンなどの数値を計測する。各項目の数値が基準値を満たしているかで診断する。通常、基準値よりヘモグロビン濃度が低下した場合に、鉄欠乏性貧血と診断される。男性や高齢女性では消化器がんによる出血の可能性も疑われるため、便潜血検査、内視鏡による検査も行い、診断することがある。

主な治療方法

原因疾患の治療と、薬物治療が一般的である。基本的に、鉄剤を服用して鉄を補う治療を行う。鉄剤には吐き気などの副作用が起こるため、食後の内服、薬の量の調節、投与間隔の工夫が必要である。内服治療が難しい場合、注射で鉄剤を投与する。服用後、約2ヵ月で血液検査の数値が基準値を超えることが多い。基準値を超えても服薬ををすぐにやめるのではなく、体内に蓄える鉄分を補給するため、数ヵ月は服用を続ける方が良いとされる。そのほか、3食栄養バランスの良い食事を摂取する食事療法がある。食事抜きダイエットやインスタント加工食品の過剰摂取も発症原因となるため、毎食、主食・主菜・副菜を組み合わせたバランスの良い食事を摂取する。

治療後に注意すべき点/予防対策

鉄不足の原因として、過度の偏食、食後のコーヒーの過剰摂取、ビタミンC不足などがある。日頃から栄養バランスの良い食事の摂取が発症予防となる。特に、レバーや赤身肉、魚、大豆製品、緑黄色野菜、海藻などには鉄が豊富に含まれており、積極的に摂取する。妊娠中や生理中は鉄分が非常に不足しやすく、より意識して摂取する。食事からの十分な摂取が難しい場合は、栄養補助食品(サプリメント)による鉄分補給もあるが、食事から摂取する方が望ましい。

治療に適した診療科目

内科 血液内科 産婦人科 婦人科

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