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半月板損傷【イシャチョク】

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最終更新日:2022年3月7日

はんげつばんそんしょう半月板損傷

こちらの記事の監修医師
フェリシティークリニック名古屋
河合 隆志

概要

半月板は膝関節の大腿骨と脛骨の間にあるC型(三日月型)の軟骨組織です。膝の内側と外側にそれぞれ存在し、膝の“クッション”や“スタビライザー”の役割をしています。膝半月板損傷は、半月板に対して大きな力が加わることで半月板や周辺組織にダメージを受ける外傷性の疾患です。交通事故などの外部からの圧力だけではなく、急な運動(短距離走やジャンプ、激しい屈伸運動など)で半月板が損傷することもあります。また、膝半月板損傷は、比較的多いスポーツ外傷の一つでもあり、膝靭帯の損傷に合併して発生する場合もあります。特に、年齢によって骨や半月板が弱くなっている場合、小さな力であっても半月板損傷を発生しやすくなるため、40代以降にスポーツやトレーニングを始めた人に多いです。半月板損傷が起きると、膝の曲げ伸ばし時に、痛みや“ひっかかり”を感じるなどの症状が発現します。膝に水がたまったり、急に膝が動かなくなる「ロッキング」という症状が出る場合があり、痛みによって歩行が困難になることもあります。

原因

半月板損傷の原因としては、スポーツなどの怪我および外傷から生じる場合と、加齢により弱くなっている半月板に些細な力が加わって損傷する場合があります。ジャンプなどの動作時に半月板損傷が起こりやすい他、サッカーやバスケットボールなど、急激な切り返しを何度も行うスポーツでは半月板が傷つきやすくなります。その他にも、膝靭帯損傷に合併して半月板損傷が生じることも多く、アメリカンフットボールやラグビーなど、激しい力が加わるスポーツでも起こりやすい疾患です。また、半月板は加齢に伴い変性して弱くなってしまうので、特に40歳以上では、小さな力が加わっただけでも半月板損傷が起こる場合があります。普段運動をしていない人が急にランニングを始めた場合や、無理をしてトレーニングジムで負荷の大きい運動をしたなどの場合に発生しやすいです。さらに、先天的に半月板に変性が起きている場合があり、変形した半月板を持つ子どもが成長するに従って、動きが活発になることで半月板の損傷が起きる可能性があります

症状

半月板損傷の主な症状は、膝の痛みや腫れ、炎症、膝関節の動きが悪くなる、膝の曲げ伸ばし時に“ひっかかり”を感じるなどです。また、急に膝が動かなくなる「ロッキング」という症状が発現することもあり、激しい痛みによって全く動けなくなるという場合もあります。損傷や炎症が長期に及ぶことで、徐々に膝に水が貯まる「関節水腫」という症状が出現することもあります。長距離の歩行が困難になるだけではなく、階段の上り下りでも膝に激しい痛みが発現したり、正座やあぐらなど、膝の曲げ伸ばしが必要な特定の動作ができなくなることもあります。中高年の場合には、変形性膝関節症を合併している可能性もあります

検査・診断

徒手検査とよばれる、膝に特定の動きを与えて反応を確認する検査が行われます。一般的には、徒手検査や症状の経過だけでも半月板損傷を疑うことが可能です。問診に加えて、レントゲン検査やMRI検査などの画像検査を組み合わせて、膝周辺の損傷の程度を確認します。大きな外傷などがあった場合、膝に内視鏡を挿入する関節鏡検査などが必要になることもあります

治療

半月板損傷の治療は「保存治療」と「手術療法」に分類されます。損傷の程度によっては、リハビリテーションや鎮痛薬、抗炎症薬など保存的治療で症状が改善する場合がありますが、状態によっては手術が必要になります。手術であっても、内視鏡を用いた関節鏡手術とよばれる手術方法を行うことで、体への負担を軽くした治療が可能です。保存的治療によって症状が軽快することは多いですが、すぐに症状が再燃したり、繰り返し半月板に損傷が起こるというケースもあり、リハビリテーションなどでしっかりと筋肉をつけ、運動に耐えられる体作りが必要になります。

予防/治療後の注意

軽症例の半月板損傷であれば、比較的経過は良好であり、保存治療のみでもじゅうぶん治療可能です。しかし、同じ運動を繰り返すことで、すぐに症状が再発することも少なくありません。スポーツをされている方の場合、激しい運動に耐えられる体作りを行うことはもちろん、フォームの見直しなど、より専門的なテクニックが必要になります。40代以降の方の場合、生活習慣を改善し、日常的に軽い運動(ストレッチなど)を行うことも大切です。

こちらの記事の監修医師

フェリシティークリニック名古屋

河合 隆志

【経歴】
1975年、愛知県出身。医学博士。
日本整形外科学会専門医
日本抗加齢医学会専門医

慶應義塾大学理工学部卒業
同大学院修士課程修了
東京医科大学医学部卒業
東京医科歯科大学大学院博士課程修了

痛み研究の最先端をいく愛知医科大学学際的痛みセンター勤務後、
米国のペインマネジメント&アンチエイジングセンターほか研修

2016年、フェリシティークリニック名古屋を開院
原因不明の痛みに悩まされている患者さんの「最後の砦」を自負し、
対処法でなく痛みを根本的に治す治療を試みている。

著書に「見るだけでしつこい痛みがすーっと消えるすごい写真」
(アスコム)、「腰痛がラクになる酸素たっぷり呼吸法」(笠倉出版社)など。

治療に適した診療科目

整形外科

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