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顔面骨骨折【イシャチョク】

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最終更新日:2022年2月18日

がんめんこつこっせつ顔面骨骨折

こちらの記事の監修医師
フェリシティークリニック名古屋
河合 隆志

概要

顔面骨骨折は、その名の通り「顔」の骨の骨折です。具体的には、前頭骨骨折、眼窩底骨折、鼻骨骨折、頬骨骨折、上顎骨骨折、下顎骨骨折など、複数種類の骨折があります。交通事故など、骨折の状況によっては、複数箇所の骨折が合併することも少なくありません。顔面骨骨折の治療時には、各種機能の回復と形態の修復が目的とされます。顔には多くの神経や筋肉が存在するため、それらの機能を修復しながら、顔の整容性を整えるという治療が行われます。激しい痛みや炎症などが起こるのはもちろんのこと、骨折部位によって様々な機能異常(目が開けられない、口が開けられないなど)が発生する可能性があり、視力や嚥下機能などを回復させるための治療が優先されます。

原因

顔面骨骨折は顔面に強い外力が加わることによっておこります。顔面骨骨折の原因の多くは交通事故です。その他にも、スポーツなどで顔面骨を骨折することがあります。ケンカや家庭内暴力などで発生するものも少なくありません。骨折の種類や部位によって、前頭骨骨折、眼窩底骨折、鼻骨骨折、頬骨骨折、上顎骨骨折、下顎骨骨折などに分類され、複数箇所の骨折が合併している場合もあります。骨折発生時の状況によっては脳機能検査や認知機能検査なども行う必要があります。

症状

顔面骨骨折の基本的な症状は、他の部位の骨折と同様に、激しい痛みや炎症です。炎症や内出血によって患部が腫れ上がり、口が開かなくなる、鼻から空気が通りにくくなる、呼吸がしにくくなる、眼が開かなくなるなどの機能不全が出現することもあります。また、眼窩底骨折の場合は、そのまま失明に繋がる可能性もあります。 顔面骨骨折発生時に強く頭を打った場合、脳機能に障害が出現する場合もあり、認知機能(状況を理解する力など)が著しく低下したり、記憶障害が発生することもあります。

検査・診断

骨折に関連する一般的な検査、レントゲン検査(X線検査)、CT検査、MRI検査などを行い、骨折の状況を総合的に判断します。 眼窩底骨折など眼球の動きに影響する部位の骨折の場合、視力や視神経の検査も合わせて行います。脳MRIや脳波検査なども必要に応じて実施します。歯を大きく損傷している場合、インプラントなどの治療が必要になる場合もあるため、口腔外科関連の検査も合わせて行います。

治療

治療は骨折部位によって異なります。自発呼吸の確保(自分で呼吸できること)や視力の確保など、機能障害の回復が顔の整容性を整える治療より優先されます。顎を動かすことができる、モノを噛むことができる、飲み込むことができるなど、一般的な動作のリハビリテーションが必要になります。手術時には、骨と骨をつなぎ合わせるため、自分の骨(腸骨や上顎骨前壁の骨)や薄いチタンプレート、生体吸収性のプレートなどを用い、骨と骨をつなぎ合わせて固定していきます。顔面の骨折は、放置すると2週間程で自動的に修復が始まると言われており、ほかって置くと骨と骨が変形したままつなぎ合わさってしまいます。骨折の状況によっては緊急手術が必要になります。

予防/治療後の注意

顔面骨骨折発生の原因(交通事故など)の規模によって、重症度も治療内容も大きく異なります。鼻骨骨折など、命や機能に別状がない場合、手術の緊急性は低く、その後の経過も良好です。しかし、大きな交通事故などで顔面だけではなく全身に損傷がある場合、顔面骨骨折の治療だけではなく、全身臓器機能の確保や失血性ショック症状への対策が必要になりまる。また、顔面骨骨折によって眼球が動かない、顎が動かないなどの機能不全がみとめられる場合には、手術治療だけではなく、長期的なリハビリテーションが必要になります。

こちらの記事の監修医師

フェリシティークリニック名古屋

河合 隆志

〇経歴:
1975年、愛知県出身。医学博士。
日本整形外科学会専門医
日本抗加齢医学会専門医
慶應義塾大学理工学部卒業
同大学院修士課程修了
東京医科大学医学部卒業
東京医科歯科大学大学院博士課程修了
痛み研究の最先端をいく愛知医科大学学際的痛みセンター勤務後、
米国のペインマネジメント&アンチエイジングセンターほか研修
2016年、フェリシティークリニック名古屋を開院
原因不明の痛みに悩まされている患者さんの「最後の砦」を自負し、
対処法でなく痛みを根本的に治す治療を試みている。
著書に「見るだけでしつこい痛みがすーっと消えるすごい写真」
(アスコム)、「腰痛がラクになる酸素たっぷり呼吸法」(笠倉出版社)など。

治療に適した診療科目

整形外科 形成外科 歯科口腔外科

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