bool(false)
肝臓がん(肝がん)【イシャチョク】

予約なしのオンライン診療

  • 一般会員
  • 医師会員
  • 法人会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員
法人
会員

最終更新日:2022年2月22日

かんぞうがん(かんがん)肝臓がん(肝がん)

こちらの記事の監修医師
ファミリークリニックひきふね
梅舟仰胤

概要

肝臓がんは肝がんや肝細胞がんとも呼ばれる悪性腫瘍性の疾患で、肝臓の組織に悪性腫瘍が発生することで発症します。また、肝細胞がんは肝臓の細胞が悪性腫瘍に変異することで発生しますが、他の臓器に発生したがん細胞が、肝臓に転移することで発生する、「転移性肝がん」と呼ばれる肝臓がんも存在します。肝臓は大きな臓器であり、細胞の一部ががん化しても症状が現れることは稀です。そのため、病気の発見が遅くなってしまうことも多く、肝臓がんが見つかった時にはすでに病状が進行しているというケースも少なくありません。

原因

肝臓がんの原因の多くは肝炎ウイルスによる感染症です。肝臓がんの約90%がウイルス性のものであることも知られており、特にC型肝炎発症者から、肝臓がんの発生例が多く報告されています。しかし、近年の抗ウイルス治療の普及や新規肝炎ウイルス感染例の激減によりC型肝炎の感染者が減少しており、肝細胞がんの患者数も減少傾向にあります。その他の原因としては、多量飲酒、喫煙、肥満、糖尿病などが知られており、メタボリックシンドロームや内臓脂肪も肝蔵がん発生に影響しています

症状

肝細胞がんは多くの場合自覚症状がありません。人間ドックなどの定期的検診や、他の病気の治療時(検査時)などに、偶然肝臓がんが発見されるということもしばしばあります。血液検査で肝機能を測定することが可能であるため、検診で肝機能の異常を指摘され、その後精査を行ったら、実は肝臓がんだったということがありえます。そのため、特に症状がない場合でも、肝臓の数値の異常を指摘された際には、できるだけ早く詳細検査を行うことが勧められます。病状の進行によって、肝機能異常、黄疸、腹水、発熱、倦怠感などの症状が出現し、進行するとがんが他臓器に転移することもあります。

検査・診断

肝細胞がんの検査は、腹部超音波(エコー)、CT検査、MRI検査の画像検査と、腫瘍マーカー検査を組み合わせて行います。PET-CTという特殊なCT検査が行われることもあり、全身に散らばったがん細胞の有無を確認します。肝臓の細胞を採取して、細胞の悪性度を評価する「生検」と呼ばれる検査が行われることもあります。がん細胞のサイズや数、病変の位置(リンパ節転移があるかどうかなど)などを総合的に判断して、がんの病期(ステージ)を決定します。

治療

局所治療としては、手術による切除の他、特殊なエネルギーを照射することで腫瘍を焼灼する治療(ラジオ波焼灼療法・マイクロ波焼灼療法など)が行われることがあります。また、がん細胞に栄養を供給している血管を塞ぎ、がん細胞を死滅させる「塞栓療法」という治療が選択される場合もあります。抗がん剤を使用する「化学療法」も肝臓がん治療の重要な選択肢となり、一般的な点滴による抗癌剤治療に加え、がん細胞に直接抗がん剤を注入する治療が行われることもあります。年齢や病期、全身状態をみながら、手術などの治療を行うか、抗癌剤治療を行うかなどの治療方針が決定されます。また放射線によってがん細胞を攻撃する放射線療法や、場合によっては肝移植などが検討されることもあります。がんのサイズが小さく、数が少なく、全身状態が良好なうちに病変を切除してしまうのが最も確実な治療方法であるため、予後の改善には、早期発見と早期治療が重要となります。

予防/治療後の注意

肝臓がん治療のガイドラインには、肝臓がんの予防戦略として、C型慢性肝炎・B型慢性肝炎・肝硬変を肝臓がん発生の「高危険群」、C型肝硬変・B型肝硬変を「超高危険群」と分類し、定期的に検査を行うことが推奨されています。肝臓がんは症状が出現しにくい疾患だからこそ、発見が遅れ、発見時には病期が進んでしまっているというのが大きな問題です。病期を早期発見することができれば、たとえ「がん」であっても根治切除を狙った手術が可能です。目立った症状や体の不調がなくても、人間ドックなどを利用して、定期的に検診をうけること、メタボリックシンドロームを含めた一般的な生活習慣病にならないように注意することなどが大切です。

こちらの記事の監修医師

ファミリークリニックひきふね

梅舟仰胤

〇経歴:
東京大学大学院医学博士課程修了。2017年ファミリークリニックひきふね開院。「苦痛のない内視鏡により、胃がん大腸がんで亡くなるをゼロに!」をミッションとし、年間4,000件以上の内視鏡検査を行うお腹のスペシャリスト。東京大学医学部消化器内科非常勤医師、消化器病専門医、内視鏡専門医、総合内科専門医。テレビなどメディア出演多数。

治療に適した診療科目

内科 消化器内科 胃腸内科 腫瘍内科 がん内科 外科 消化器外科 胃腸外科 腫瘍外科 肝臓内科

関連記事

内科、消化器内科、胃腸内科、腫瘍内科、がん内科、外科、消化器外科、胃腸外科、腫瘍外科、肝臓内科のおすすめクリニック