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最終更新日:2021年8月28日

自己肯定感が上がらない理由とその解決方法

こちらの記事の監修医師
 
金子 晶美

自己肯定感が上がらない理由とその解決方法
自己肯定感が上がらない理由とその解決方法(画像=Dilok/stock.adobe.com)

「自己肯定感を高める」「私には自己肯定感が足りない」などフレーズ、誰もが1度は聞いたことがあるでしょう。自己肯定感が上がらない理由はいくつもありますが、「自己肯定感が低い」と感じている方には、成長の伸びしろがたくさんあるとも言えます。

目次

  1. 自己肯定感のいろいろなレベル
  2. 自己肯定感が上がらない理由とその解決方法
    1. 理由(1):成功経験がない
    2. 理由(2):褒められたことを過小評価する
    3. 理由(3):他人と自分を過剰に比較する
    4. 理由(4):自分のことを分析しすぎる
    5. 理由(5):失敗を受け入れない
    6. 番外:承認欲求を求めすぎる

自己肯定感のいろいろなレベル

ひとくちに「自己肯定感」と言っても、自己肯定感にもレベルがあります。

  • 何があっても揺るがない自己肯定感
  • 目標達成過程の逆境を突破する自己肯定感
  • 場合によってはブレる自己肯定感
  • 全てに自信が持てない自己肯定感

脳のしくみで言えば、自己肯定感を高める解決方法は同じですが、トレーニングの質が違います。自分のレベルに適したトレーニングをしなければ、結果はでません。

例えば、目標達成するための自己肯定感を高めるために、書籍やセミナーなどで「自分を受け入れて下さい」「小さいありがとうをたくさん言われる行動をして下さい」「悪い所を素直に受け入れよう!」と言われても「ん?思っていたのとチョット違う」となってしまいます。

逆に、全く自分に自信がもてない方に、どれだけ「自分にもよいところがある」と思い込ませようとしても、潜在意識が「できない」になっているなら、たちまち現実に引き戻されてしまいます。

自己肯定感が上がらない理由とその解決方法

理由(1):成功経験がない

これは共通の理由です。成功経験がないので「自分はできる」と思えないのです。また、失敗を改善せずにそのままにしてしまったので「できない」を記憶しているのです。

【解決法】小さな成功経験をたくさん作る。プラスの言葉と態度、イメージで潜在意識の「できない」を「できる」に塗り替える。

理由(2):褒められたことを過小評価する

日本人の方に多いのですが、自分が褒められたことに対して「これくらい、たいしたことではない」と過小評価してしまうのです。「大きな事柄でなければ、褒められてもたいしたことがない」と思っているのです。褒められることに大小はないのに、大きいことだけが、意味があると錯覚している。また、「社交辞令だから」とうがって捉えてしまう。

【解決法】些細なことも、褒められたら笑顔で「ありがとう」と言いましょう。そして、褒められたことを手帳に記入します。特に、自分が信じている人からの褒め言葉は心から信じること。人に褒められたことは、自分の強みになる可能性があります。  

理由(3):他人と自分を過剰に比較する

相手の長所と自分の短所を比べる。人はそれぞれ強みがあるのに、ひとつの事柄だけにクローズアップして比べてしまう。

【解決法】比べる暇があるのなら、「完全コピー」しましょう。比べたくなる=相手が持っているものに魅力を感じる、ということ。ならば素直な気持ちで真似てみましょう。最初は一部からでも構わないので、完全コピーを目指します。中途半端な真似は自信をなくす原因になります。  

理由(4):自分のことを分析しすぎる

自分を突き詰めてしまうとロクな答えしか返ってきません。どんな人にもプラスの側面とマイナスの側面の両方があります。自分を突き詰めていくと、マイナスの側面にぶつかります。結果、その部分をクローズアップしてしまい「やっぱり自分はダメだ」となってしまいます。

【解決法】人はプラスの側面とマイナスの側面の両方を必ず持っていると理解しましょう。まず、プラス面は伸ばします。マイナスの面があるのなら、それは改善するだけです。分析するなら、自分の強みを徹底的に分析します。それが自分の武器になります。

理由(5):失敗を受け入れない

自己肯定感が低い人は、自己防衛本能が先に出てしまい、自分を守るための「言い訳」をします。できなかった理由を相手や状況のせいにして、そこから逃れようとするのです。冷静に考えれば、言い訳をする方がイメージ的にもマイナスなのですが、本能的に言い訳を言ってしまうので、気がつきません。これを繰り返していると、ますます自己肯定感が下がってしまいます。

以前、ファミリーレストランで、5歳くらいの女の子が肘でコップを落としてしまいました。近くに居合わせたのでコップを拾い「大丈夫?けがはない?」と聞いたのですが、その子は「何もしてない」「何もしてない」と必死に繰り返すばかりでした。再び「ケガはない?大丈夫?」と言ったら、「大丈夫」と言って落ち着きました。おそらく、いつも一方的に怒られているのでしょう。だから、本能的に防衛してしまうのです。失敗を認めること=自分がダメな人間だと認めること、このように錯覚しているのです。

【解決法】「失敗=自分がダメ」ではありません。失敗を受け入れるというのは、起こった事実だけを受け入れるということ。それを自分の能力と一緒に考えてはいけません。過去には戻れないので、反省はしなくてOKなのです。改善だけを考えます。失敗=何かが足りなかっただけのこと。原因を見つけ、改善することが重要なのです。

番外:承認欲求を求めすぎる

心理学者のアブラハム・マズローが理論化した「マズローの欲求5段階説」という、人間の欲求を5段階でしめしたものがありますが、その中で上から2番目に「承認欲求」があります。人は誰でも「誰かに認めてもらいたい」と思っているのです。

しかし、それを過剰に求めてしまうと、少しでも認めてもらえないと不安になり、認めてもらえない自分はダメだと思ってしまいます。つまり、他人のものさしで、自分をはかろうとするので、結果に振り回されてしまい「うまく行かないと自分はダメなのだ」と、承認欲求が自己肯定感を下げる場合があるのです。

自己肯定感が上がらない理由はいくつもありますが、気がつかないだけで、誰でもプラスの側面を持っています。「自己肯定感が低い」と感じている方は、「成長の伸びしろが大きい」のです。

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こちらの記事の監修医師

 

金子 晶美

ポジティブライフ研究所代表、「最強ブレインメンタルプログラム」主宰。ブレインメンタルコーチ、ビジネスコーチ、ポジティブライフコーチ、JADA協会 スーパーブレイントレーニング1級コーチ。
30年間のビジネスパーソンのとしてマネジメント、人財育成の経験。9年間で約3万件の相談実績。「脳の仕組みを知らないという理由で夢を諦める人をゼロにする」をモットーに、セミナーやコンサルティングを中心に活動。「的確なアドバイス」に定評。

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