最終更新日:2021年7月19日
脳の仕組みを最大限活用した「記憶」のコツ
こちらの記事の監修医師
金子 晶美

(画像=Pixel-Shot/stock.adobe.com)記憶の基本は繰り返しアウトプットすることですが、どうしても覚えられない時は、「リズム」「動作」「イメージ」「感情」の組み合わせを使って記憶することがおすすめです。「楽しく」覚えるコツをご紹介します。
目次
脳の仕組みを使う記憶術で楽しく記憶
暗記など「記憶すること」は苦手だと言う方に、脳の仕組みを使う記憶術をお伝えします。
記憶の鍵は「右脳のイメージ力」
私は、脳の仕組みを伝えるために、セミナーの中で30問の記憶術をお見せしています。この記憶術を披露する理由は、目標達成には「右脳のイメージ力」が重要なので、まず、右脳でいかに瞬時に記憶することができるかを観ていただくためです。
受講生の方に順番に「1番○○(名詞)」と言っていただき、私が順番に覚えます。30個になったところで、今度は数字を言っていただき、その番号の名詞を答えていきます。セミナー後の質問タイムでは、脳の仕組みについての質問と同じくらい、子どもさんの学校の勉強から、大人の資格試験まで、「暗記」についての質問をいただきます。
記憶については、ドイツの心理学者、エビングハウス氏の実験で「人間の脳は記憶の99%忘れるようにできている」「1ケ月で79%忘れる」という結果がでています。元々忘れるようにできているので、多くの方が記憶することが苦手なのです。記憶が得意な人は、記憶する効率の良い方法を知っており、それを実践しているのです。
「深く」記憶するにはアウトプットが重要
「漢字や英単語をたくさん書いて覚える」は王道のアウトプット方法です。脳は、何度も繰り返されることを「大切だ」と判断し、記憶します。7日間の間に3回アウトプットすれば、記憶に定着すると言われています。短期記憶を海馬が行い、アウトプットを繰り返すことで、長期保存として側頭葉に記憶するからです。
資格試験の場合は「テキストを読むこと」が「インプット」。「過去(予想)問題を解く」が「アウトプット」になります。アウトプットが多ければ多いほど、脳の深いところで記憶することができます。
理解度No.1の記憶術は「人に教える」こと
理解しながら記憶していくためには、「人に教えるアウトプット」が効果的です。自分が先生になるには、内容をしっかり理解する必要があります。理解していないと人には伝えられません。
この方法なら、単なる暗記ではなく、全体を理解しながら記憶していけます。ちなみに、相手がいなくても、誰かに説明しているつもりで言葉に出してアウトプットしても、同じ効果を得られます。
これは、勉強だけでなく、会社の研修にも使えます。自分だけで完結するのであれば真剣に受講しない方もいます。誰かに伝える前提で研修に参加した方が、理解度含め研修の成果が大きくなります。
短時間で記憶するには「イメージ」を使う
時間をかけずに記憶するには「右脳のイメージ力」を使うことをお薦めします。
イメージ記憶術「怪獣ベリリウム」
イメージと感情を使った例をもう一つ紹介します。私が「衛生管理者第1種」を勉強する時に困ったのが「ベリリウム/塵を吸い込むと肺に深刻な影響が出る」というもの。長くないのですが、なぜか覚えられませんでした。そこで、怪獣の絵を描き「怪獣ベリリウムは、肺が弱点」と覚えました。
それを家族に見せたのですが、私の絵がかなりシュールで大うけ。加えて「肺が弱点の怪獣って」と大笑いです。「怪獣というイメージ」とまさかの「大笑いという感情」とで、その瞬間「ベリリウム」をしっかり記憶できました。しかも、数年たった今でも、他の言葉は忘れても「ベリリウム」だけは忘れません。
イメージに感情が伴う出来事は記憶に残りやすい
みなさんも、印象に残った授業や言葉などあると思います。昔、学生時代に日本史の授業で「八代将軍徳川吉宗のあだ名は『米将軍』ですが、間違っても『暴れん坊将軍』と覚えないでくださいね」と先生の話に皆で笑い、後日のテストでは、答案用紙に友人が「暴れん坊将軍」と書いていました。
何十年たっても、この一連の出来事を覚えているのも、そのときの「教室の状況(イメージ)」に「大笑い(感情)」がくっつき、ストーリーとして一瞬で記憶したからです。つまり、脳は感情を伴うイメージを瞬時に記憶する仕組みがあるのです。
「リズム」や「動作」を楽しく使う
「年齢で覚えられないわ」と言う方は、「リズム」や「動作」を使って覚えることをお薦めします。リズムの代表例は、歴史年号などの「語呂合わせ」です。また、お経のような長い言葉も、リズムと反復で暗記できます。単純な名詞なら2拍子に合わせると覚えやすい場合もあります。
以前、学生さん達にお話をさせて頂いた際、「やってみようタイム」の中で「理科の消化」で覚えたい内容を、魔法使いの仕草で、
「アミラ~ゼ~♪ アミラ~ゼ~♪ デンプンをぶんか~~い♪」
「ペプシ~ン♪ ペプシ~ン♪ たんぱくしつをぶんか~~い♪」
と大きく身体を使いリズムをとって呪文を唱えました。周囲も大いに盛り上がり、みんなも覚えてしまいました。状況をイメージしながらこの呪文を読んだあなたも、覚えてしまったのではないでしょうか。
記憶の基本は繰り返しアウトプットすることですが、どうしても覚えられない時は、「リズム」「動作」「イメージ」「感情」の組み合わせを使い、楽しく覚えてみてはいかがでしょうか。
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こちらの記事の監修医師
金子 晶美
ポジティブライフ研究所代表、「最強ブレインメンタルプログラム」主宰。ブレインメンタルコーチ、ビジネスコーチ、ポジティブライフコーチ、JADA協会 スーパーブレイントレーニング1級コーチ。
30年間のビジネスパーソンのとしてマネジメント、人財育成の経験。9年間で約3万件の相談実績。「脳の仕組みを知らないという理由で夢を諦める人をゼロにする」をモットーに、セミナーやコンサルティングを中心に活動。「的確なアドバイス」に定評。
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