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睡眠不足は幼少期からつながっている【イシャチョク】

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最終更新日:2021年2月15日

睡眠不足は幼少期からつながっている

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

睡眠不足は幼少期からつながっている

(画像=Adobe Stock)

中学生くらいには「寝ない自慢」も?!

幼児期の睡眠の問題は、保育所に通う年中(4歳児)以降の子どもが昼寝の影響で早めの就寝が難しい場合があることです。学童期では日中の習い事が忙しく、夜遅くまでインターネットやオンラインゲームをして就寝時間が遅いことが問題となります。中学生ではさらに就寝時間がさらに遅くなり、なかには「寝ない自慢」をする子もいます。高校生、大学生でもこの状態が続き、なかには睡眠時間4時間の子もいて授業中に眠くなってしまいます。また、アルバイトにより就寝時間が遅くなることもあります。このように、小児から成人前まで就寝時間が遅いこと、睡眠時間が短いことが睡眠問題としてあげられます。

成人後も睡眠問題は継続しています。慢性睡眠不足の会社員は少なくありません。夜遅くまでの仕事や飲み会で深夜就寝となり、睡眠不足で早朝出勤する方も多いと思います。したがって、幼児期に良いサーカディアンリズムや睡眠サイクルを確立することが大変重要です。夜間の睡眠が少ないとノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが異常になり、自律神経系や脳の発達にも影響します。不眠が慢性的に続くとコルチゾール分泌が慢性的に増加して血圧や血糖が上昇し、肥満やメタボリックシンドロームの発症リスクが高まります。さらに、不眠はモノアミン系神経の機能障害を介して、抑うつ症状や情緒障害、集中力の低下、運動・学習障害などにつながることも分かっています。

早寝早起き、啓発の課題は「社会性や価値観」

「子どもの早起きをすすめる会」を2001年から学校の出前授業などで行っています。文部科学省の後援をいただいて、健やか親子21(第2次)の活動にも取り入れられました。子どもの「早寝・早起き・朝ごはん」が重要ということは十分知られるようになったと思います。

出張授業に行くと、必ず子どもに「早寝って何時だと思う?」と聞きますが、ほとんどの子どもは「夜8-9時」と答えてくれます。ただ、1割くらいは「夜10時、夜11時」と答える子もいて、ふざけ半分かな?という気持ちと、こんな時代が来たのかという落胆の気持ちが入り交じります。

課題もあります。「今、塾の勉強で夜更かしして、多少体調が悪くても進学校に入れた方が幸せ」とか「トップスポーツ選手を目指すため、夜しかオープンしない練習場で遅くまで練習をしたい」など。「早寝・早起き・朝ごはんが大事なことぐらい分かっているが、なかなか実践できない」という人は少なくありません。社会性を持つ動物であるヒトは「体よりも大事なものもある」場合もあるからです。

そのような事情や価値観があっても、医学的事実を淡々と伝えていくしかないと思っています。

例えば保育所に通う子どもの場合、日中にお昼寝した子どもを夜7時に迎えに行き、夜9時に寝かせるのは難しい」とお母さんに言われたとします。「確かに大変ですが、できるだけお昼寝は短くしてもらい、お父さんお母さんのどちらかが早めに仕事を切り上げ、夕方5時か6時にお迎えに行き、夜9時には寝かせましょう」と伝えます。

仕事を早く切り上げることにより経済的な影響も懸念されますが、将来の健康への影響による損失も考えると、早寝はさまざまな健康問題の予防や病気による医療コストを減らすことにつながります、と説明しています。

医師や一般の方も、「早寝・早起き」の重要性をわかっていると思いますが、私のように子どもの保護者の生活パターンにもアドバイスする医師は少ないかもしれません。赤ちゃんの睡眠サイクルが最優先課題ですが、小児期以降は本人・家族の価値観や「夢」もあるので、何が何でも「早寝早起きを優先しなさい」とは言えません。でも、「きちんと寝ないと、良いパフォーマンスや100%の力は出せなくなるよ」と子どもたちには説明しています。

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こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任

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