最終更新日:2021年8月24日
足の裏が痛い時に考えられる原因を解説!足の裏が痛い時の対処法は?受診の目安や予防法もご紹介します
こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木幹啓

歩いていたり運動をしていたりすると、足の裏が痛くなることがあります。
足裏の痛みは、私たちの生活において欠かせない歩行に影響を与えてしまう非常に深刻な問題です。
足裏の痛みの原因は足底腱膜炎や強い衝突、骨折など様々なケースが挙げられます。
そんな足裏の痛みを治す方法や痛みが発生すること自体を予防する方法はあるのでしょうか。
足の裏が痛いときに考えられる原因とその対策、病院に行くべきなのかの判断と痛みの予防法まで幅広く解説します。
足の裏が痛い時に考えられる原因

足の裏が痛くなる要因としては、過度な運動や病気などが挙げられます。
まずは考えられる要因をピックアップし、その内容について解説していきましょう
足裏への負荷のかけすぎ
足裏への負荷が多いと足底腱膜に負担が蓄積されます。
それがさらに続くと足底腱膜に炎症が発生し、足の痛みへとつながっていくのです。
立ち仕事や歩行などが長時間続くと、足裏への負荷は当然ながら蓄積されます。
運動においてもランニングやジャンプを行えば同じことが起こるでしょう。
足裏の痛みを発生させないためには、足裏への負荷をどのように軽減させるか考えることが必要です。
運動による骨などの損傷
過度な運動をした際に発生する骨への影響も足の痛みの原因として挙げられます。
足の親指の付け根には種子骨という小さな骨があります。
種子骨は筋肉や腱の動きをサポートする役目がありますが、踏み込む運動を過度に行うと炎症を起こすことがあるのです。
その特徴として歩行やランニング、踏み込み時に親指の付け根の痛みや、親指を反らした際の痛みがあります。
運動による骨などの損傷は使いすぎが原因です。
まずは炎症を抑えるために冷やして安静にしましょう。
病気の影響
足裏の痛みの原因は基本的に使い過ぎによる炎症発生のパターンが多い傾向です。
しかし、中には病気が原因の場合もあります。
このパターンで多いのが高齢者の骨粗しょう症による骨折です。
特に足裏の痛みの場所がかかとあたりだと、骨粗しょう症が原因である可能性が高まります。
検査の方法としては超音波・MRI・X線などが一般的です。
足の痛みの原因が足底腱膜などの筋にあるのか、それとも骨にあるのか専門医に確認してもらうことをおすすめします。
日常生活上でよくある原因

足裏の痛みはライフスタイルによって発生しやすくなる場合があります。
それらの例を解説していきます。
立ち仕事や運動など足の使いすぎ
足裏が痛くなるのは、足裏への負担が継続的に蓄積されることも原因として挙げられます。
それらは生活スタイルが影響していることが多く、生活の中で長時間の立ち仕事や歩行が必要になる人に多いのがこの原因です。
例えば工場でのライン作業に携わると、何時間も立ちっぱなしになることが常で、まさに足裏に大きな負担が掛かってしまう環境だといえるでしょう。
また、運動をする人は足裏への負担は避けられません。
特に陸上競技やサッカー、バレーボールなど、ランニングやジャンプなどの踏み込み動作が多い競技で足裏の痛みを感じる人が多い傾向にあります。
これは、足底腱膜やアキレス腱を酷使することが原因です。
足の使いすぎは足裏の痛みを発生させるということを理解しておきましょう。
生活の中で足裏を酷使することを避けられない方もいます。
その場合は定期的なケアをすることで痛みを和らげる、または予防することが大切です。
靴があっていない

足の裏の痛みの原因として、靴のサイズや形状が合っていない可能性も挙げられます。
靴が自分の足のサイズよりも大きいと歩行する際に足が前後左右にずれるため、足への負担が大きくなるのです。
その他にもクッション性が少ない靴だと足底腱膜に負担がかかり、最悪の場合は足底腱膜炎による足の痛みにつながることが考えられます。
もちろん足のサイズに対して靴が小さすぎても足に悪いため、靴は自分に合ったサイズで用意しましょう。
靴を選ぶ際はつま先~かかとまでの寸法だけを見るのではなく、横幅も確認してください。
あとは自分のライフスタイルに合わせて歩行に適した靴を選択することが大切です。
足裏を痛めやすい人の特徴

足裏を痛めやすい人は、体型や足の形が影響することがあります。
その例を解説しましょう。
まずは体が肥満体型の人が挙げられます。
身体が重たいと足裏への負担が普通体型の人よりもかかるため、足の痛みにつながる可能性が高いです。
足裏の痛みを避けるには体型改善も必要でしょう。
もう1つの例として足裏が偏平足になっている人です。
偏平足とは足裏の土踏まず部分が潰れており、平らになっていることを指します。
偏平足だとランニングや歩行の際に本来吸収できる衝撃を吸収できなくなり、その負担が足底筋に集中し、足裏の痛みにつながるリスクが高いのです。
足裏を痛めやすい人は体型や足裏の形が影響するため、体型の改善や定期的なケアを心掛けることが大切でしょう。
足裏が痛い時の対処法

足裏が痛くなった時に対処法がわからないと不安になるでしょう。
実際に足裏が痛くなった時に役立つ例を解説していきます。
まずは安静に
足裏に痛みがあると必ず歩行の仕方に影響が出ます。
例えば左側の足裏が痛いと、自然と左足を庇った歩き方になるのです。
そうなることで右足に負担がかかり、左足だけでなく右足も痛くなる恐れがあるでしょう。
また最悪の場合、その足の痛みを庇った歩き方が癖づいてしまいバランスの悪い歩き方が習慣化してしまうことさえあります。
バランスの悪い歩き方が習慣化してしまうと、慢性的な足の痛みの発生につながりかねません。
足裏に痛みが発生した場合は、無理せず安静に過ごすことが大切でしょう。
アキレス腱や足底腱膜のストレッチ
足裏の痛みが足底腱膜やアキレス腱の使いすぎ、疲労が原因であればストレッチが効果的です。
ここでは2つのおすすめストレッチ方法を紹介します。
まずはふくらはぎのストレッチです。
このストレッチは平らな場所であればどこでもできます。
痛みがある方の足を後ろに大きく引き、かかとをしっかりと地面につけましょう。
そして前に出している足に両手を乗せて、ゆっくりと重心を手に乗せることでふくらはぎのストレッチができます。
ふくらはぎの筋肉をほぐすことで、足裏への負担を軽減することが可能です。
続いてアキレス腱のストレッチを紹介します。
このストレッチは玄関や階段の段差を使用するストレッチです。
まず段差につま先を乗せ、かかとは浮かせましょう。
ここでアキレス腱の伸びを感じながら、体重をゆっくりと後ろにかけることがポイントです。
アキレス腱に疲労が蓄積すれば、アキレス腱付着部症という痛みを伴うケガの発生につながるため、定期的なケアを心掛けましょう。
受診の目安とポイント

足の痛みが発生したけれど、自分でケアをするだけで完治できるのか専門医に診てもらう必要があるのか、悩みどころです。
痛みが3〜4日継続し、痛みが明らかに悪化していることが受診の目安となります。
強い負荷がかかって足の裏が痛くなっても、安静にしていれば3〜4日で症状が和らぐはずです。
安静にしていても痛みがひどくなる場合は早急に受診してください。
また日常生活に支障をきたす場合も同様です。
予防法

足の痛みを発生させないよう「予防」することが大切です。
その予防法は何といっても定期的なケアが最適でしょう。
定期的なケアのポイントは、足裏の疲労を蓄積させないためのストレッチです。
また、継続的な運動による筋力増加も効果的でしょう。
あとは足裏に過度な負担を与えないように、理想的な体型の維持や過度な運動をしないことも大切です。
立ち仕事や運動の時間をコントロールする
足の痛みが発生する原因として、足裏を酷使することが挙げられます。
例えば、立ち仕事や過度な運動が原因となることが多いでしょう。
あまりにも足に負担がかかるようであれば、立ち仕事の場合は責任者に相談し、事務職に変えてもらうことも必要かもしれません。
運動の場合はコーチに練習量を調整して量よりも質を求めるように相談するのも良いでしょう。
足の痛みを少しでも和らげ、予防するにはライフスタイルの変更や負担をかける時間のコントロールが大切です。
足の筋肉と柔軟性を高める

足裏の筋力や柔軟性が低下すると足底筋膜に強い牽引力がかかり、それが負担となり炎症を起こしやすくなります。
つまり足の筋肉や柔軟性を付けることが、足裏の痛みの予防となるのです。
日ごろから足の筋肉トレーニングやストレッチを行うことで足裏の痛みを回避できます。
インソールやクッション性のあるシューズの活用
足裏の痛みの原因の1つとして、足裏や足底腱膜への負担が挙げられます。
それを和らげるためにシューズを活用しましょう。
靴が足のサイズに合わないと足の裏に負担が発生します。この場合はインソールを靴に仕込むことでジャストサイズへと調整することが可能です。
靴がジャストサイズだと足への負担が減ります。
また土踏まずを高くするインソールも販売されており、偏平足の方におすすめです。
手っ取り早く足への負担を減らすために、クッション性能が高い靴を履くのも有効な方法です。
テーピングをする
足の痛みを発生させないための予防策としてテーピングをする方法が挙げられます。
その手法の1つとして、偏平足の人向けの対策例を挙げます。
偏平足は足裏の土踏まずがないため、足裏への衝撃が吸収できません。
つまり足の痛みが発生しやすくなります。
そこでテーピングで足の土踏まず部分を下から巻き込んで無理やり土踏まずを作って固定します。
こうすることで人工的に土踏まずを作ることができるため、足への負担を和らげることができるのです。
足の負担を減らすためにテーピングを上手に活用しましょう。
迷ったら専門医に相談を

足裏の痛みが発生したら、痛みの種類や痛みが発生する前の自分の行動を振り返ることで、ある程度の原因が予想できるでしょう。
例えば、強い衝撃を受けたとすれば足底腱膜炎や骨折などが考えられます。
状況を見てマッサージやストレッチ、アイシングなどを行い、痛みがひくようであれば問題はありません。
しかし、足裏の痛みが長く続くようであれば別の原因が考えられます。
こうなるとストレッチや安静だけで痛みを軽減させるのは難しいでしょう。
自己判断でさらに病状が悪化しないように、いち早く専門医を受診してください。
まとめ

足裏に痛みが発生したら、生活スタイルや痛みが発生する前の行動を思い返してみましょう。
何らかの原因に行き着くことがほとんどです。
足裏の痛みが出たら緩和するケアを行うだけでなく、痛みが出る前にケアを行うことで痛みが予防できます。
また足裏に負担がかかる行動を避けることも大切です。
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こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木幹啓
〇病院名 :すずきこどもクリニック
〇医師 :鈴木幹啓
〇アクセス:和歌山県新宮市下田2丁目3−2
〇診療科 :小児科
〇経歴:株式会社オンラインドクター.com代表取締役CEO
1975年三重県伊勢市生まれ
1995年自治医科大学入学(県からの奨学金制度)
2001年自治医科大学卒業
日本小児科学会認定小児科専門医
国家資格ケアマネジャー
三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、紀南病院
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
【製薬会社社外講師・CM出演等】
グラクソスミスクライン社、JCRファーマ社、杏林製薬、明治製菓ファーマ、鳥居薬品
【メディア出演・TV監修】
日本テレビ、読売テレビ、東京MX、テレビ朝日(医療監修)「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」
【著書】
日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術(双葉社)
開業医を救うオンライン診療(幻冬舎)
2020 年 10 月株式会社オンラインドクター.com を設立。
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