最終更新日:2021年6月8日
そのカラダの「不調」、体質だと思って諦めていませんか?
こちらの記事の監修医師
四日市ヘルスプラス診療所
末光 智子

(画像=nenetus/stock.adobe.com)あなたは今、「すこやか」ですか?こう聞かれて、どのくらいの方がすぐに「はい」と答えられるでしょうか。
「特に病気はないから健康です」「健診では何も異常はありません」という方もいるでしょう。そんな方にもよく尋ねると、「頭痛持ちで、痛み止めは飲んでいます」「生理痛はひどいです」「子供の頃から頑固な便秘です」「花粉症です」といった答えが返ってくることはよくあります。それは、本当に「すこやか」であるといえるでしょうか?
目次
多くの人に見られる、カラダとココロの不調
外来や健診などで多くの方と接していると、こんな不調をよく耳にします。
▽よくあるカラダの不調
- 便秘や下痢
- めまい、立ちくらみ
- 頭痛
- アレルギー(花粉症、ダニなど)
- 疲れがとれない
- 夜ぐっすり眠れない、夜中に目が覚める
- 生理のトラブル(PMS:月経前症候群、生理痛、生理不順など)
- 手足の冷え
- 太りやすくなった。痩せにくい
▽よくあるココロの不調
- イライラしたり、落ち込んだり、感情の起伏が大きい
- 何にも興味がわかない、やる気が起こらない
- 漠然とした不安
- 人付き合いが億劫、人に優しくなれない
- 片付けやおしゃれなど、自分の身の回りに関心がなくなる
- 幸せや充実感が感じられない
いかがでしょうか?思い当たることはありませんか。
若い人でも抱えている「プチ不調」
健診で問診をしていると、10代や20代の若い人であっても「なんとなく不調」「プチ不調」をいくつも抱えていることが少なくありません。
中・高校生に健康診断をしていて驚くと共に心配なのは、元気な年代であるはずの10代の子供たちに、大人のような不調がとても多いことです。
なかでも頻度が高いのは、頭痛、めまい・立ちくらみ、食欲がない、便秘、下痢といった不調です。頭痛や生理痛が当たり前となっており、「片頭痛持ちです」「痛み止めが手放せません」「ピルを飲んでいます」というような10代がとても増えています。
最も食べ盛りのはずである10代の男子にも「食欲がない」という子が何人もいます。また、20代、30代の社会人にも不調は多く見られます。10代のうちからの不調をそのままにしておくと、その後も不調が続くことは明白です。
カラダの不調を抱えている状態は決してすこやかではない
問題なのは、「なんとなく不調」を抱えていても、それが当たり前になり過ぎて、自分のカラダやココロに「不調」がある意識すらないことです。
それだけ自覚症状の欄にさまざまな不調のチェックがあっても、健診の検査項目で引っかかることがなく、「A判定:異常なし」という結果になることも少なくありません。つまり、血液検査やレントゲンなどの検査に反映されないカラダの異常は実はとても多くあるのです。
不調がありながら、「このくらいはあって当たり前」「自分の体質」「みんなそんなものだから」と、それらの不調に対してなにも対処をしていない人がほとんどです。こういった、病名をつけるほどや病院にかかるほどではない「不調」の数々を抱えている状態は「すこやか」であるとはいえません。
不調を治す力は自分自身に備わっている
しかし、あなたのカラダやココロは本来、もっとすこやかになれます。あなたが抱えるその「不調」を根本から良くしていく力は、あなたの中にすでに備わっています。その可能性に気づかず、「なんとなく不調」や「モヤモヤ」を、「こんなものだ」と受け入れてしまっていたり、諦めたりしているのは、とてももったいないことです。
また、それらを放置することが、後にもっと大きな不調、病気へと繋がってしまったり、望む人生に向かうことの足かせになってしまったりすることもあります。
こうした、「なんとなく不調」を抱えている方たちと話していると、これらの「不調」に、そもそもどうアプローチすれば良いかを知らない、ということがわかります。残念ながら、薬の治療がメインの現代医学では、これらの不調を根本改善することが難しく、対症療法ばかりで終わってしまいます。
これはある意味では朗報です。なぜなら、既にいろいろ取り組んでも「不調」がなくならないなら諦めるしかありません。しかし、まだ何も手をつけていないなら、今までに取り組んでいない方向から向き合うことで、その「不調」を解消して、ココロやカラダがもっと心地よくなれる可能性が高いからです。
カラダの不調に気づくことは、もっとすこやかになれる第一歩
あなたの不調は「当たり前」のものではありません。そして、もっと「すこやか」な、心地いいカラダやココロになることができます。
そして、自分のカラダやココロが心地よくなると、自分のカラダやココロをもっと好きになっていくことができます。自分自身に対する愛おしさや信頼、自分のもつ可能性への期待も増していきます。それは自己肯定感にも直結します。
あなたにも、もっとすこやかになれる可能性がある、そのことに気がつくところからスタートしましょう。
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こちらの記事の監修医師
四日市ヘルスプラス診療所
末光 智子
内科医。自治医科大学卒業後、愛媛で地域医療に従事。結婚後、三重県在住、四日市ヘルスプラス診療所(四日市消化器病センター 分院)勤務。日本内科学会認定総合内科専門医、日本医師会認定産業医。Body Element System Japan認定ピラティスインストラクター、ジョイ石井認定イメージングカウンセラー、プロフェッショナル・ファスティングマイスター。著書「すこやかで幸せになるために ココロとカラダを調える」(出版社:ギャラクシーブックス)
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