最終更新日:2022年5月4日
下痢を出し切る方法はある?下痢の対処法についても解説
こちらの記事の監修医師
ファミリークリニックひきふね
梅舟仰胤

下痢になる原因は暴飲暴食やストレス、食中毒のような病気などさまざまです。下痢になった場合、できるだけ早く出し切りたいと考えるかもしれませんが、下痢を出し切る方法は特にありません。この記事では、下痢の主な原因と具体的な対処法について解説します。下痢に悩んでいる人、対処法を知りたい人はぜひ参考にしてください。
下痢の原因

下痢が発生する主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 暴飲暴食
- ストレス
- 食中毒
ここでは、それぞれの原因について解説します。
暴飲暴食
食べ過ぎや飲みすぎなど、物理的な刺激が加わることで、大腸の働きが乱れ下痢が発生します。特に、急性の下痢が発生する場合、その多くは暴飲暴食によるものだと考えられます。
食べ物だけでなく、アルコールの過度な摂取も大腸に負担をかけることとなり、下痢が発生するため注意しなければなりません。そのほかにも、冷たい水を飲みすぎると大腸のぜん動運動が活発になり、水分を吸収する前に下痢になることもあります。
ストレス
緊張やストレスなどによって自律神経のバランスが崩れると、大腸の働きにも影響を与え、大腸が過敏に反応し下痢が引き起こされます。ストレスが原因となる下痢の中でも、その大半を占めていると考えられるのが過敏性腸症候群です。これは、体自体には特に異常がないにもかかわらず、下痢や便秘などを引き起こす症状のことです。
食中毒
食べ物から細菌やウイルスなどに感染して食中毒になることで下痢が発生するケースもあります。食中毒になると、体が細菌やウイルスをできるだけ早く体外に排出しようとするため、腸が水分を分泌し下痢の症状が現れるようになります。
下痢を出し切る方法はある?
下痢に苦しんでいる時、「早く下痢を出し切りたい」と考える人もいるかもしれませんが、残念ながら出し切る方法はありません。
下痢になった場合、無理をせずに体を安静にすることが大切です。また、腹痛が続く場合はお腹を温めるなどしてみてください。
下痢になった時の対処法

下痢になった場合、さまざまな対処法で症状の改善を図ることができます。ここでは、具体的な対処法を3つご紹介します。
水分補給
下痢をしている場合、体内の水分やナトリウム・カリウムといった電解質が不足しているため、それらを補給することが大切です。
例えば、スポーツドリンクを摂取することで水分や電解質の不足を補うことができます。ただし、スポーツドリンクはそのまま飲むのではなく、少し水で薄めたうえで、塩を溶かして飲むようにしましょう。また、熱中症の際に摂取する経口補水液もおすすめです。
栄養補給
下痢によって脱水症状を起こすこともあり、そうなると体内の栄養素が失われるため、栄養補給に努めることも大切です。
ただし、大腸の機能は低下している状態であるため、消化の良いものを食べるようにしてください。具体的には、おかゆやうどん、味噌汁、すりおろしたりんごなどがあげられます。
逆に肉や魚、ラーメン、玄米、生野菜、改装、お菓子、パンなどシボ分野食物繊維が多い食材は、消化吸収が悪いため避けるようにしましょう。コーヒーや炭酸飲料、お酒などは大腸に刺激を与えるため控えてください。
なお、調理する際は食材をできるだけ細かく切り、蒸す・煮る・茹でるなどして柔らかくすることがポイントです。
市販薬を服用する
市販薬を服用して症状を抑えることもできます。ただし、市販薬などで無理やり下痢を止めると、細菌やウイルスが体内に留まる可能性があるため、かえって体にダメージを与えかねません。そのため、市販薬を服用する際は、医師や薬剤師に相談し、服用可能かどうかを必ず確認するようにしましょう。
下痢が収まらない場合病気の可能性も

下痢がなかなか治らない場合は、さまざまな病気である可能性があります。具体的には以下のような病気が考えられます。
- 感染性胃腸炎:嘔吐や下痢、発熱、腹痛、脱水症状などを伴うことのある病気
- 下痢型過敏性腸症候群(IBS):ストレスや緊張によって腹痛や下痢、便秘、嘔吐などの症状が現れる病気
- 潰瘍性大腸炎:大腸の粘膜が炎症を起こす病気。下痢や腹痛、便意切迫感などを伴い、重症化すると発熱や貧血などが起こる難病
- 大腸がん:大腸の粘膜に発生するがん。発症すると便秘や下痢を繰り返すほか、下血や血便、腹部膨満感、貧血などを伴うことも。中には全く症状がないケースもある
- 過敏性腸症候群:からダニ異常がないにもかかわらず下痢が続く病気。通勤・通学のために電車に乗る、人会うなど緊張やストレスを伴う際にトイレに行きたくなる
- 食中毒:細菌やウイルスが食べ物とともに体内に入り込み、体内で増殖して消化器官を痛める病気。症状がひどい場合は、血便や嘔吐、発熱、脱水などを伴うケースもある
このように、さまざまな病気の可能性があるため、少しでも違和感がある、なかなか症状が改善されないといった場合は、病院の受診をおすすめします。
病院を受診する目安

下痢だけでなく嘔吐や腹痛、発熱、血便などほかの症状が見られる場合は、先ほど紹介したような病気の可能性があるため、早めに病院を受診してください。ただし、ウイルスや細菌に感染している場合は、病院内などでほかの人にうつしてしまう恐れがあるため、事前に病院に伝えたうえで受診のタイミングを調整する必要があります。
ストレスが原因の下痢である場合、症状が長引くケースはよくありますが、ほかの病気を伴っている可能性もゼロではありません。そのため、症状が長引いている場合も面倒がらずに早めに受診してください。
なお、診療科は消化器内科となりますが、症状によってはその後適切な診療科を案内される場合もあります。
受診する際のポイント
病院を受診する際は、症状についてできるだけ詳しく伝えることで、医師の診断がよりスムーズになります。具体的には、以下のような点を押さえておくといいでしょう。
- 下痢はいつから始まったのか
- 下痢以外にも症状が見られるか
- 1日何回トイレに行くか(排便の頻度)
- 腹痛を伴うかどうか、伴う場合はその程度
- 便の状態
- 思い当たる原因があるかどうか
- どのような時にトイレに行きたくなるか
- 市販薬やサプリメントの服用の有無
など
下痢になった場合は、ぜひ上記のような点をチェックしてみてください。
まとめ

今回は、下痢になる主な原因と、下痢を出し切る方法、下痢になったときの対処法について解説しました。下痢が起こる原因は、暴飲暴食やストレス、食中毒のような病気などさまざまです。また、下痢の際に無理やり出し切るような方法はなく、安静にすることがポイントとなります。下痢の症状が長引いている、下痢以外にも発熱や嘔吐、腹痛などを伴う場合は、できるだけ早いタイミングで病院を受診するようにしましょう。
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ファミリークリニックひきふね
梅舟仰胤
〇病院名 :ファミリークリニックひきふね
〇医師 :梅舟仰胤
〇アクセス:墨田区京島1丁目36−1 マークフロントタワー曳舟1F
〇診療科 :内科・消化器科
〇経歴:
東京大学大学院医学博士課程修了。2017年ファミリークリニックひきふね開院。「苦痛のない内視鏡により、胃がん大腸がんで亡くなるをゼロに!」をミッションとし、年間4,000件以上の内視鏡検査を行うお腹のスペシャリスト。東京大学医学部消化器内科非常勤医師、消化器病専門医、内視鏡専門医、総合内科専門医。テレビなどメディア出演多数。
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