最終更新日:2021年11月28日
胃がんの前兆とは?発覚のきっかけやなりやすい人について解説
こちらの記事の監修医師
医療法人社団ウェルリード ささき医院
佐々木 洋

「胃腸の調子が悪いけど、胃がんの前兆ではないか?」とお悩みでありませんか。少しでも気になる症状がある場合は、すぐに病院を受診して検査を受けることをおすすめします。胃がんは症状がはっきりと現れづらく、症状出現後は進行が早いことも多いため注意が必要です。本記事では、胃がんの前兆について解説しますので、どうぞご覧ください。
胃がんの種類と原因

胃がんには、ピロリ菌が原因でできる胃がん、スキルス胃がん、その他の胃がんと大きく3種類に分けられます。ここでは、ピロリ菌が原因でできる胃がんとスキルス胃がんの原因、治療法をご紹介します。
ピロリ菌が原因でできる胃がん
胃がんというと、一番多いのはピロリ菌が原因でできる胃がんです。ゆっくりと進行していくため、ピロリ菌に感染した人は毎年胃カメラで検査を行うことで、多くの場合は早期発見が可能です。早期胃癌の状態で発見された場合胃カメラでの治療が可能であり、多くの場合外科的手術を避けることができます。
スキルス胃がん
スキルス胃がんは、誰にでも起こりうる癌です。早期発見が難しく、早期の段階で発見できたとしても、多くは外科手術が必要になります。また、スキルス胃がんの予防法はほとんどないといわれています。
胃がんの前兆とは?初期症状をチェック!

胃がんの前兆は分かりづらいと言われていますが、初期症状をチェックする術はないのでしょうか。早期胃がんの初期症状は「ほぼない」といわれているため、初期の段階で気づくことは難しいでしょう。
早期胃がんは前兆・初期症状がないため、定期的な検査が必要になります。胃がんの原因であるピロリ菌に感染している人、感染をしていた人は毎年胃カメラで検査を行うことをおすすめします。
胃がんへ進行する恐れがある病気が、「萎縮性胃炎」です。胃炎の症状が続く場合は注意が必要です。ここでは、萎縮性胃炎と胃がんが進行したときの症状についてお伝えします。
「萎縮性胃炎」とは
萎縮性胃炎とは、ピロリ菌感染が原因の慢性胃炎が長期化して、胃の粘膜が薄くなりもろくなった状態です。ちなみに、ピロリ菌以外が原因で起こる慢性胃炎・萎縮性胃炎もあり、治療を受けずに放っておくと胃がんになることもあります。萎縮性胃炎と慢性胃炎の症状は、次の通りです。
● 胃の痛み
● 胃のむかつき
● 腹部の張り
● 食欲不振
● 胸やけ
● 吐き気
以上のような症状がある場合は、早めに病院を受診した方がよいでしょう。ただし、萎縮性胃炎になっても無症状の場合もあるため、胃がんを早めに見つけるには定期検診が重要です。
胃がんが進行したときの症状
胃がんが進行すると食欲不振や嘔吐などの症状が現れます。さらに、次のような重篤な症状も見られるようになります。
● 吐血
● タール便(タールのように黒い便)
● 貧血
胃がんは早期胃がんの段階で見つけることが重要です。そのため、定期健診が欠かせません。早期癌で見つかれば内視鏡で治療することが可能ですが、進行癌の場合には手術して治療を行うこととなります。
前兆が分かりづらい胃がん発覚のきっかけは?

ここでは、胃がん発見のきっかけとなった事例をご紹介します。
自主的に病院を受診して発覚
自主的に病院を受診して発覚する場合は、いつもと違う胃の痛みや違和感に不安を感じ、病院で検査を受けることがきっかけとなるようです。
60代前半男性の体験
みぞおちに強い痛みを感じたため、近くの病院を受診。そこで胃カメラの検査を受けたら胃がんが発覚しました。胃の痛みで病院を受診したら、偶然にも胃がんが見つかった事例です。
スキルス胃がんの前兆

スキルス胃がんは、発見された時には、すでに進行していることが多い病気です。早期で見つかるのはほぼ偶然と言われています。スキルス胃がんの前兆を知る方法はあるのでしょうか。ここでは、発見が難しいスキルス胃がんについてお伝えします。
スキルス胃がんとは
スキルス胃がんとは、粘膜表面から広がる通常の胃がんとは異なり、胃壁の内部に広がるがんのことです。表面から分かりづらいため、発見が遅れやすいと言われています。胃の表面に出てきたスキルス胃がんを発見出来ると、スキルス胃癌の治療を行うことができます。スキルス胃がんは、内視鏡での治療は難しいため、多くの場合は外科的手術が必要になります。
スキルス胃がんの症状
スキルス胃がんの症状は、次の通りです。
● 体重減少
● 食欲不振
● 下痢
● 胸やけ
● 消化不良
スキルス胃がんは症状が現れてから治療を受けても、多臓器へと転移している場合も多く、根本治癒が難しいと言われています。そのため、定期検査を受けて、可能な限り胃がんの早期発見に努めることが大切です。
胃にできたいぼ「ポリ―プ」は胃がんの前兆なのか?

胃にできたポリープには、胃がんの前兆になるものと、ならないものがあります。ここでは、胃がんの前兆である「過形成ポリープ」と胃がんにはならない「胃底腺ポリープ」についてご紹介します。
過形成ポリープ
「過形成性ポリープ」は、胃がんの前兆になると言われていますが、可能性は高くありません。「過形成性ポリープ」ができた場合、胃がんの原因であるヘリコバクター・ピロリ菌に感染している可能性があるため、ピロリ菌を除去する治療を行うことが大切です。
胃底線ポリープ
「胃底腺ポリープ」は、胃がんに変化することがほとんどなく、サイズも2~3mm程度と非常に小さいことが特徴です。切除の必要もない良性のポリープだと言われています。
過形成ポリープと胃底腺ポリープを見分けるには、胃カメラの検査を受ける必要があります。
ABC検診|胃がんのリスクが分かる血液検査

ABC健診とは、血液検査で胃がんの将来的なリスクを診断する方法です。採血さえ受ければ、胃がんのリスクが分かるため、患者への負担が少ないメリットがあります。
ただし、実際に胃がんがあるのかどうかは判定できないため、胃がんの有無を知りたい場合は胃カメラの検査を受ける必要があります。また、胃がんの早期発見にもつながらないため、胃がんの健診とは区別して考えるようにしましょう。
胃がんのリスクを知って、将来に備える目的で、ABC検査を利用すると良いでしょう。
胃がんを気にしすぎと自己判断するのは禁物!病院を受診しよう

胃がんは自分では前兆を把握しづらいがんです。そのため、胃がんを早期に発見するには定期検診を受けたり、気になる症状が現れたら、すぐに病院を受診したりすることが重要です。また、ピロリ菌の保持者は家族に集積するため、昭和生まれの人や平成生まれ以降でも親御さんにピロリ菌保持者がいる人は注意してください。
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こちらの記事の監修医師
医療法人社団ウェルリード ささき医院
佐々木 洋
〇病院名 :医療法人社団ウェルリード ささき医院
〇医師 :佐々木洋
〇アクセス:東京都杉並区宮前1丁目14ー10
〇診療科 :内科・消化器内科・内視鏡内科
《 経歴 》
平成10年法政大学経済学部卒業。体育会ラグビー部で学生時代を過ごす。
社会人生活ののち、帝京大学医学部へ入学し、平成18年に卒業。
平成18年より板橋中央総合病院とその関連病院で修練(消化器内科・総合診療内科で医長として診療に従事)
平成29年よりささき医院にて診療を開始。
《 資格 》
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝臓学会肝臓専門医
日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医
日本医師会認定産業医
厚生労働省認定難病指定医
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