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イボ【イシャチョク】

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最終更新日:2021年10月6日

いぼイボ

イボ

まとめ

イボは皮膚が盛り上がってできた小さなできもので、さまざまな皮膚疾患の可能性が考えられる。一般的にはウイルス感染が原因のできものを指し、医学用語では「尋常性疣贅」(じんじょうせいゆうぜい)と呼ばれる。首回りのイボは、「軟線維腫」と呼ばれる良性腫瘍のことが多い。そのほか、子どもに多い「伝染性軟属腫」(いわゆる水イボ)や、加齢による「老人性疣贅」などがある。痛みや痒みなどを感じない良性のイボが多いなか、悪性腫瘍の初期症状の悪性黒色腫の場合があるため注意する。

この病気の原因

ヒト乳頭腫ウイルスの一種であるヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染するとイボができる。正常状態の皮膚での感染はほとんどなく、引っかき傷やかすり傷などの傷口からウイルスが侵入し、肌の最奥部の基底細胞に感染して異常な細胞分裂を繰り返すとイボが形成される。また、アトピー性皮膚炎などの肌のバリア機能の低下、風邪、インフルエンザ、ストレスなどの免疫低下でもイボができやすい。イボは引っかき傷、擦り傷になりやすい手足や膝、肘に多くできるが、外陰部や口の粘膜がウイルス感染してできることもある。外陰部のイボは尖圭コンジローマと呼ばれ、性交渉により感染する。首回りにできる軟線維腫は、アクロコルドンやスキンタッグと呼ばれ、服で肌が擦れたり陽に当たることによりできる。

主な症状

イボは発生した体の部位や形状により名称が変わる。皮膚が盛り上がり硬くなったものは「尋常性疣贅」で、手足や首などにできやすい。赤みや痒みを伴う「扁平疣贅」は顔にできやすく若年者に多い。小さいぷつぷつした湿疹は「指状疣贅」で、顔や首にできやすい。そのほか、足裏に血まめのようなものができ、ときに数センチの大きさになる「足底疣贅」や、陰茎や肛門、膣などの外陰部にできる「尖圭コンジローマ」、外陰部にできる「ボーエン様丘疹症」などがある。ウイルスを原因としたイボが多いが、首回りにできるイボのアクロコルドンやスキンタッグの多くは不快感のみで痛みのないものが多い。イボは自然治癒するが、急に大きくなったり数が増えたときは悪性腫瘍の可能性もあるので、皮膚科や形成外科への受診を勧める。

検査/診断の方法

視診や触診でイボの有無を確認し、特徴的な外観からおおよその診断がつく。ただし、うおのめと足底疣贅が似ているように、部位や大きさによっては診断に迷うこともある。この場合、診断にダーモスコープ(拡大鏡)が用いられる。悪性黒色腫などの悪性腫瘍が疑われるときは、確定診断や切除範囲の決定のため、腫瘍の一部を採取し顕微鏡で調べる病理組織検査を行う。

主な治療方法

イボは自然治癒する場合があるが、大きさが目立つものや数が多いときは治療する。手術は基本的に行わないが、大きい場合や顔の目立つ場所にある、悪性腫瘍を疑う場合は手術適応となる。イボ治療薬としてサリチル酸配合の外用剤が市販されているが、自己流の治療を行うとイボが周囲に拡大することもあり、皮膚科・形成外科での治療を勧める。液体窒素を用いた冷凍凝固療法、レーザー治療、ヨクイニン内服、サリチル酸配合の外用剤により治療する。場合によっては漢方薬の一種であるヨクイニン併用が効果的なこともある。顔の扁平疣贅にはレーザー治療を行うと跡が目立たない。外陰部の尖圭コンジローマには、抗ウイルス・抗腫瘍効果のある外用剤で治療を行う。

治療後に注意すべき点/予防対策

ウイルスで発生したイボは自然消失することもあるが、治りづらく再発例も多いので、焦らず根気良く治療を行う。こまめな手洗い、傷をつくらない、傷口に触れない、家族の中に発症者がいるときはタオルやバスマットなどの共用を避けるなど、日頃から感染予防に努める。イボは免疫低下、ストレス、糖尿病により悪化するため、体調管理を心がける。

治療に適した診療科目

形成外科 小児皮膚科 皮膚科 美容皮膚科

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