最終更新日:2021年6月8日
ゴルフと仕事は似ている?!成功する人は、常に「小さな調整」を繰り返せる人
こちらの記事の監修医師
大澤 弘子

(画像=VadimGuzhva/stock.adobe.com)皆さんはゴルフの経験はありますか?ゴルフのプレイ時間はハーフで2時間くらいでしょうか。食事休憩で1時間、後半ハーフで2時間と考えると、実に5~6時間ほど、ほかの人と時間を共にすることになります。ランチや飲み会などと比べると、ゴルフはかなり長い時間、一緒にいることがわかります。だから、相手のことが見えてくることも。人間性、仕事のできる・できない、など、ゴルフをテーマに人間観察について、またゴルフのうまい人が持つメンタルコントロールの極意を考えてみます。
ゴルフが「人間性が出るスポーツ」といわれる理由
ゴルフには、単に「長時間」というだけではない特徴があります。人間性が出るのです。そして自分の特性もよく出ます。ゴルフは、止まっているボールを自分が打つだけです。アウトドアスポーツなのでその時の天気や気温、風などの影響は受けますが、一緒にプレイする人の誰も、自分のプレイには関わりません。一方、失敗も「100%自分の責任」です。
紳士のスポーツですからクラブを叩きつけるなど当たり散らすこともできず、ただ自分に悪態をつくしかありません。
1ラウンドで、すべて成功つづきという人はおらず、必ずといっていいほど想定外の結果にぶつかります。
人間性が出る場面~あの人はどんな人?自分はどんな人?
ゴルフのラウンド中、注目するとわかりやすいポイントは下記の通りです。
- ミスしたとき、いらだちを出すか出さないか
- クラブを投げ捨てるような瞬間的な激情を見せることがあるかどうか
- 「クソ」「何やってんだ」というような暴言を口にするかどうか
- トータル5時間ほどの間、オンオフをどう作っているか=集中力のコントロール
- 人が失敗したときの態度や発する言葉は?
- ルールを守る精神は?
- 結果にこだわる度合いは?
- 自分なりの今日の目的を持っているかどうか
- ネガティブな経験や失敗体験のあとの復活の仕方
わたしはキャリア支援や目標達成コーチとして仕事をしていますが、ゴルフ以外のほかの場面でも共通することがたくさん導けるような気がしています。「ゴルフが上手い人は、仕事ができる!」とよくいわれますが、確かに一理あると思うのです。(「下手な人が仕事ができない」わけではありませんので悪しからず。)人材育成、自己成長の観点から敢えて言い直すと、「ゴルフの腕を上げていける人は、自分を成長させられる人」ということになります。
では、どんな人が腕を上げていけて、結果的に「うまく」なるのか。共通点を上げてみます。
ゴルフがうまい人と仕事ができる人の共通点
- その日の自分の状態と、周辺環境を観察する
- やることを決める
- 短い時間だけ集中して、自分の行動に集中する
- 結果は、事実としてフラットに受け止める
- うまく行ったときも、うまくいかなかったときも、その理由を振り返る
その上で、もう1つ。
- 「できる範囲」で、常に小さな<調整>をする
上記がゴルフがうまく仕事もでも結果を出せている人に共通しているような気がします。
では、1つずつ解説していきましょう。
ゴルフがうまい人と仕事ができる人の共通点1:その日の自分の状態と、周辺環境を観察する
まず、今の自分の状態を把握します。そのためには「やってみる」しかありません。まず行動してみないことには、データがないからです。ボールも道具もいつもと変わらないのですが、自分の体調や今日の姿勢のバランス、疲労度などは毎回ちがうので、まずは一球、打ってみることです。
何でも、自分の「現在地」がつかめないと、最適な行動を選択できません。そして、きょうの癖、傾向、自分のパワーが10点満点中どのくらいなのかを判断します。とても多忙で疲れている週末なら、元気いっぱいで良いスコアが出せた時と同じ戦略では、結果が変わってしまいます。
仕事を始めるとき、自分のその日の体調を感じてあげてください。ちょっと疲れ気味なら、少しタスクを整理して無理に詰め込まないようにしましょう。周辺環境もチェック。急ぎの案件はどれだっけ?朝礼での話からすると、急にこの資料の優先度が上がっているかもしれないな、など少しの時間、まず整理する時間をとると、その日のアウトプットの質が上がります。
ゴルフがうまい人と仕事ができる人の共通点2:やることを決める
自分の状態と周辺環境を見極めたら、次に「やること」を決めます。やみくもに、一球一球入魂してどれもベストショットを目指すのはプロでも不可能です。
疲労を感じるような体調のときには、アプローチに集中して、飛距離はほどほどでOKとしよう、右に飛んでいく癖が出る日なら、あらかじめ少し左を向いて立ってみようなど、自分が留意するポイントを一つ定めます。
仕事でも「きょうのメイン」を意識します。「すべてに全力」は理想かもしれませんが、人間はメカニックではなりません。「きょうは、これを大切に仕上げよう」と決めると、脳もそれを認識します。認識すると、そのことに関係のある情報や気づきが入ってきやすくなり、スムースに質の高い仕事になる可能性が上がります。
ゴルフがうまい人と仕事ができる人の共通点3:短い時間だけ集中して、自分の行動に集中する
ゴルフはトータル5時間ほどかかり、その間ハイレベルの集中力を持続できる人はなかなかいません。結果を出す人は、打つときだけ集中して、人が打っているときはリラックスしています。このオンオフがあってこそ、いざという時に、あなたの出力を最大化することができるのです。
仕事中も、ぶっ通しでパソコンに向き合い続けるより、50分たったらトイレに行く、飲み物を飲むなど、10分程度の<ゆるみタイム>を入れた方が、脳が活性化され、時間あたりの処理スピードが高くなります。
ゴルフがうまい人と仕事ができる人の共通点4:結果は、事実としてフラットに受け止める
ミスショットをしても、それは結果にすぎません。結果そのものに対して胸にわきあがる感情に流されてしまっては、ストレスが増える一方です。事実として、「ボールが池に入った」、「上司に資料の改訂を命じられた」ことを、ただそのまま受け止めましょう。
焦ったり、ザワザワしたり、嫌だという気持ちが膨らんだりするのは、結果に対して感情が乱されているからです。いくら感情を乱したところで、事実は変わりません。
ゴルフがうまい人と仕事ができる人の共通点5:うまく行っても、いかなくても、理由を振り返る
大事なのはここです。結果を見て感情に振り回されている時間よりも、ここが大事。結果には原因があります。その原因が何だったのか、それを「考える」ことが大事です。
- うまくできない場合
以前はできていたが、きょうできなくなっていることはあるか、前とちがうところがあるとしたら何だろうと考える - うまくできた場合
以前にくらべて、何がきょう、ちがうのだろう?と考えます。そして、100%の正解を探そうとせず、これではないか?と思う理由を言語化します。
「天気がいいから気持ちよくて、不要な力が抜けているのかな」など、合っていてもまちがっていてもいいので、一旦、自分なりの結論を出してみましょう。
仕事も同じです。思ったよりも上司に資料を褒められたなら、「よかった!」という感情で終わらず、何がよかったのか理由を考えてみましょう。これが言語化できている人は、次回も喜ばれる資料を作れる可能性がアップします。
そして、ラストはこれです。
ゴルフがうまい人と仕事ができる人の共通点6:「できる範囲」で、常に小さな<調整>をする
自分がすぐできる、無理のない、「できる範囲」の小さな調整を繰り返していくことで、人は成長します。結果を見て、その原因を考える。次の行動に、考えたことをやってみましょう。やってみて結果が良くなかったら、また別のことを小さく変えてみるのです。これをやっている人が、ゴルフの腕を早くあげる気がします。依頼された仕事に質の高いアウトプットをする人になっていくでしょう。
ただし、一気に大きく変えると、人間は対応できません。仮によくなっても、大きく変えたことを次回すべて反映させることは難しく、持続もしにくいのです。また、目論見がはずれて、さらに悪い結果となってしまった場合は、ガラっと変えているので、元に戻せなくなってしまいます。
少しずつの調整、改善、トライ&エラーがコツです。そして何より大切なのは、結果をみて「感情に振り回される」のではなく、「原因を考えてみる」という「考える」力です。
まとめ:自身の成功体験を振り返ってみましょう
今回は、ゴルフを例にお伝えしましたが、ご自身が子どものころから現在までにやったスポーツ、料理、趣味、なんでもよいと思います。一度、どうやってうまくできるようになったのか、自分なりの手法でスイスイできるようになった過程を振り返ってみるのもよいかもしれません。
これから挑戦する新しい課題を乗り越えるために、必ず活かせるポイントがあると思います。
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こちらの記事の監修医師
大澤 弘子
日本テレビでプロデューサー歴25年。各界の著名人を取材し、誰しも「自分の軸」に気づいて殻を破る転換点があると知って感動。史上初のNHKとの共同制作実現、タレントと視聴者が「ワーキングマザー」として交流するサークルなど、TV番組の枠を越えた取り組みを推進。2016年、慶應義塾大学大学院SDM研究室・前野隆司教授に学び「最大の成果を出すチームに共通する力」を導く。2019年「日テレHR」スタート。上場企業の人材育成に従事。2020年には全国170,000人の人事パーソンが選ぶ「HRアワード」受賞。サラリーマンこそ「キャリアビルディング」意識が必要と考え、人材育成コンサル・研修・個別コーチングも多数。
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